7日朝、仙台市泉区の公園でクマが相次いで目撃されました。近くの幼稚園が臨時休園になるなどの影響が出ましたが、クマは正午過ぎに捕獲され、山に放されたということです。

 警察によりますと7日午前5時40分ごろ、泉区の高森自然公園で「散歩中にクマを目撃した」などと複数の110番通報がありました。

 クマは体長1メートルほどのツキノワグマで、警察や仙台市の職員などが公園の茂みにとどまっている様子を確認しました。

 公園に隣接する明泉高森幼稚園では中庭でクマの足跡が確認され、園児の安全のため臨時休園となりました。

 仙台市によりますとクマはその後に公園を北へ移動し、午前11時40分ごろ獣医師により麻酔銃が打たれ正午過ぎに捕獲されたということです。

 泉区役所区民生活課高柳徹課長「足跡を追って言ったその後に個体を確認できたので、麻酔銃対応した」

 クマは公園で冬眠していたとみられ、暖かい日が続き目覚めた可能性があるということです。再び戻ってくる可能性が低いと判断され、泉区の山に放されました。

 クマによる人や農作物の被害は、確認されていないということです。