幼稚園児から高校生までを対象にした国の健康状態調査で、宮城県はほとんどの年代で肥満傾向にある子どもの割合が全国平均より高いことが分かりました。
文部科学省は、5歳から17歳までを対象に毎年子どもの発育や健康状態を調べていて、宮城県では幼稚園から高校までの163校で調査が行われました。
2024年度の調査で、身長別の標準体重などから算出した肥満傾向児の割合は、男女共にほとんどの年齢区分で全国平均を上回りました。
全国での順位は、小学5年の女子が1位、
中学3年の女子が2位、小学2年と中学2年の男子、幼稚園の女子が3位となっています。
肥満傾向児の割合は東北、北海道で長年高い傾向が続いていて、宮城県教育委員会は基本的な生活習慣の定着や外遊びの推奨など、肥満解消に向けた取り組みを継続したいとしています。