フィリピンの首都・マニラに近い村で、バケツや紙コップを持った人たちが集まっています。
中に入っているのは、蚊や、その幼虫・ボウフラです。
フィリピンの全域では、デング熱の感染者が急増。ウイルスを媒介する蚊を減らそうと、村長が懸賞金をかけたのです。
金額は、5匹で1ペソ=2.6円です。DEAD OR ALIVE=生死は問いません。
換金に来た人 「捕まえた幼虫は45匹で9ペソ(約23円)もらいました。これでコーヒーが買えます」
一方、公衆衛生の専門家は、小銭を稼ぐため蚊を養殖する人が出てくる可能性もあると警告しています。
フィリピンでは、2月1日時点で2万8200人の感染が確認されていて、前の年の同じ時期と比べて40%増加しています。これを受けて、5つの市などがデング熱の流行を宣言しています。
(「グッド!モーニング」2025年2月23日放送分より)