一足早く春の訪れを告げる「いけばな展」が仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれています。
22日始まった「春のいけばな展」では、8つの流派の華道家が手がけた50点あまりの作品が展示されています。
会場には思い思いに趣向を凝らした個性的な作品が並び、訪れた人たちが見入っていました。
会場の入り口で出迎える作品。3人の華道家による合作で、春を思わせる梅の木やコデマリをあしらいました。
また、漂白したシダなどを使ったひときわ大きな作品は、雪の中を舞う羽を思わせます。赤いダイヤの花もアクセントになっています。
制作した県華道連盟西村一観理事長「ドライフラワーの白と生花の赤という形で、白い世界の中にともしびが灯る。暗いニュースが多い中でも少しでも明かりをともして」
来場者「見て楽しいし、こういう風な(花や木の)扱い方もあるというのは大変勉強になっています」
来場者「色とりどりの花を見るとホッとするような、春が近いんだなとそんな感じはしますね」
展示は24日から作品を入れ替え、25日まで開催されています。