仙台市は、帯状ほう疹ワクチンについて4月1日から高齢者などを対象に定期接種を始め、自己負担額を5000円とする方針を固めました。
21日の仙台市議会常任委員会で報告されました。
帯状ほう疹は皮膚に痛みを伴い、体の左右どちらかに水ぶくれができる病気で、厚生労働省は2025年度からワクチンの定期接種を行い、費用の一部を公費で補助する方針を決めています。
これを受け仙台市も4月1日から定期接種を始めることになりました。対象は原則65歳になった人と、60歳以上64歳までのHIV=ヒト免疫不全ウイルスに感染し免疫機能に障害がある人です。
既に65歳を超えている人は2025年度から5年間の経過措置期間を設け、順次接種を行っていくということです。
自己負担額は1回接種の生ワクチンが5000円、2回接種の不活化ワクチンは1回あたり1万1000円となっています。
仙台市は、約450の登録医療機関で接種を行う予定です。医療機関は3月下旬に市のHPに掲載され、対象者には個別に郵送で案内を送付するということです。