囲碁の7大タイトルの最高位「棋聖戦」の第5局が千葉県勝浦市のホテルで始まりました。7大タイトルのうち、4つを保持する一力棋聖に3つを保持する井山王座が挑戦する頂上決戦です。

 一力遼棋聖(26)に井山裕太王座(34)が挑む棋聖戦七番勝負の第5局が、勝浦市のホテルで26日午前9時から始まりました。

 7大タイトルのうち「棋聖」「名人」「天元」「本因坊」の4冠を保持している一力棋聖は4連覇がかかっています。

 一方、「王座」「碁聖」「十段」の3冠を保持している井山王座は2021年まで9連覇して以来、4年ぶりの返り咲きを狙っています。

 2人で7大タイトルを独占している一力棋聖と井山王座の対決は頂上決戦と言えます。

 ここまで井山王座が3勝1敗とリードしていて、井山王座が勝てばタイトル奪取となります。

 去年も2人の決戦となりましたが、最終局を制した一力棋聖が4勝3敗でタイトルを防衛しました。

 一力棋聖としては粘って今年も最終局まで持ち込みたいところです。

 持ち時間はそれぞれ8時間の2日制で、勝敗は27日午後に決まります。

 棋聖戦の優勝賞金は囲碁界最高の4300万円です。