宮城県の塩釜市魚市場は、運営会社の不適切な取引の問題を受け22日から1カ月間使用停止となっています。期間中は競りができないため、漁業者は買受人と直接交渉をしたり水揚げする漁港を変えたりするなどしています。
塩釜市魚市場は運営会社が不適切な取引をしていたことから、22日から1カ月間施設の使用停止の行政処分を受けています。
停止期間中は競りができなくなることから、刺網漁業では漁業者と買受人が直接交渉する相対取引となることが決まっています。
県漁協塩釜地区支所によりますと、25日に刺網漁業では小型船4隻が航行し、カレイやヒラメが塩釜市の漁港で水揚げされました。約10社が参加し、相対取引されたということです。
一方、塩釜市魚市場の主力魚種であるマグロは、水揚げの漁港を変えて取引が行われています。
気仙沼市魚市場では、普段は塩釜市魚市場で水揚げと取引を行っている小型延縄船1隻からクロマグロ33匹が水揚げされ、競りにかけられました。
塩釜市魚市場の使用停止は、3月21日まで続きます。