赤い羽根協同募金と楽天野球団が手を組んで、フードバンクを支援します。食料の配達に役立ててもらおうと自動車を寄贈しました。

 贈呈式では、楽天イーグルスのアンバサダー銀次さんからフードバンク事業を行う宮城県富谷市のふうどばんく東北AGAINなど3つの団体に自動車のキーが送られました。 寄贈されたのは、球団マスコットのクラッチなどが描かれたクリムゾンレッドのラッピング車両です。

 小回りの利くバンタイプですが、後部座席はフルフラットになり多くの荷物が詰めます。冬の雪道にも強い四輪駆動車でカーナビやドライブレコーダーも搭載されています。車輛の購入費用には募金が充てられました。

 赤い羽根共同募金と楽天野球団は、クリアファイルや缶バッジなどのコラボグッズを製作し楽天イーグルスの主催試合でファンに協力を呼び掛けていました。

 ふうどばんく東北AGAIN富樫花奈副代表理事「ほとんどがうちのボランティアの自家用車を使って行政の窓口や個人宅までお届けすることをしていたので、社用車は本当にありがたいです。色々な支援で本当に車は必要ですのでたくさん活用したい」

 宮城県共同募金会宮川耕一会長「宮城県ではどうしても物価高騰などで生活にお困りの世帯が依然として多い状況です。車が活躍してくれれば」

 県共同募金会では、今後もフードバンク事業団体に自動車を寄贈する予定です。