茨城県の鹿島学園高校で食堂を利用した生徒と教職員合わせて63人が下痢や嘔吐(おうと)などの体調不良を訴え、集団食中毒と断定されました。
21日午前9時ごろ、鹿島学園高校から「食堂を利用した生徒と教職員から食中毒の症状が出ている」と保健所に連絡がありました。
茨城県によりますと、19日に校内の食堂で提供された昼食や夕食を食べた63人に下痢や嘔吐などの症状が出たということです。
保健所が患者と食堂の調理従事者の合わせて57人の便を採取したところ、37人からノロウイルスが検出されたため、集団食中毒と断定しました。
食堂を運営している鹿嶋市の「ウェルケアフードサービス」は21日から営業を自粛していましたが、再発防止策ができるまでの間、保健所から営業禁止命令の行政処分が出されました。
茨城県は丁寧な手洗いや食材を中心部まで十分に加熱するように呼び掛けています。