災害から命を守るための行動を楽しく学ぶことができるすごろくの展示会が、宮城県名取市で開催されています。
名取市震災復興伝承館で展示されている被災シミュレーションもしもすごろくは、名取市閖上出身のイラストレーターで防災士のicoさんが制作し、発災直後から避難するまでの命を守るための行動が物語形式で描かれています。
訪れた人たちは、防災ラジオを聞いたりアルミシートを使って保温したりする描写を見ながら被災で想定される状況を学んでいました。
「災害になった時に1つ1つが自分のためになるのではないかなと。すごろくにしてもらって勉強になると思いました」
伝承館によりますと、閖上地区の住民の約3分の1は震災後に市外から移り住んだ人たちで、展示を通して震災の教訓を伝えたいという狙いがあります。
名取市震災復興伝承館高野俊伸さん「すごろくになっていますが、1つずつ読んでいただいて自分だったらどうするか、こういう時には危険なんだなというのを学んでほしい」
展示会は、3月24日まで開催されています。