埼玉県八潮市の道路陥没事故で、現場付近の水量を減らすため行われていた下水の河川への緊急放流について、県は4日午前0時で終了すると発表しました。

 1月28日に起きた八潮市の道路陥没事故では、転落したトラックの運転席部分が下水道管の中で見つかり、運転手が取り残されている可能性があります。

 県は発生直後から現場で流れる下水を減らすため、現場の手前に位置するポンプ場から付近の河川へ緊急放流を行っていました。

 県はこの緊急放流について、先月7日に作られた現場を迂回(うかい)する下水道のバイパスの管が十分に機能していることが確認されたとし、今月4日午前0時をもって終了すると発表しました。

 埼玉県は取り残されている可能性のある男性運転手の本格的な捜索に向け、下水道管の水位をさらに下げる工事を進めています。