オランダにあるICJ(国際司法裁判所)は3日、新たな所長に裁判官の岩沢雄司氏(70)を選出したと発表しました。皇后雅子さまの父・小和田恒氏以来、2人目の日本人の所長となります。
オランダ・ハーグにある国際司法裁判所は3日、裁判官15人による互選の結果、岩沢雄司氏が所長に選出されたと発表しました。
岩沢氏は東京大学大学院の教授(国際法)や国連の自由権規約委員長などを歴任し、2018年6月からICJの裁判官を務めています。
皇后雅子さまの父・小和田恒氏が2009年から2012年にかけて務めて以来、日本人のICJ所長は2人目です。
ICJは国際法に基づく国家間の紛争の解決を任務としていて、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるガザ地区への攻撃などについて審理が続いています。
個人の戦争犯罪などを裁くICC(国際刑事裁判所)の所長は赤根智子氏が務めていて、主要な国際司法機関2つのトップを日本人が担うことになります。