岩手県大船渡市の山火事は発生7日目となり、焼失面積がさらに拡大しています。避難が長期化し住民の疲労が色濃くなるなか、5日は雨の予報となっています。
(中森至記者報告) 大船渡市三陸町の崎浜漁港です。後ろ海を挟んで見えるのが避難指示の出ている綾里地区と小石浜地区です。
ここから火は見えませんが、山火事発生7日目を迎えた4日も依然として複数の場所から大量の煙が立ち上っています。
山火事による焼失面積は3日午前の発表より500ヘクタール増加し、およそ2600ヘクタールに拡大しました。
大船渡市では現在3941人が避難所などに避難しています。
長期化に伴い、避難者の疲労と不安も色濃くなっています。
避難している住民 「不安ですね。先行きがちょっと。小さい孫もいるので」
また5日、大船渡市では雨や雪となる予報で、避難された方からは「まとまった雨でなんとか鎮圧してほしい」といった祈りにも似た声が聞かれました。