震災行方不明者の1日も早い帰りを願う、かえりびなの展示会が仙台市若林区で開催されています。

 仙台市地下鉄東西線の荒井駅構内にある、せんだい3.11メモリアル交流館に展示されているのは260体のかえりびなです。震災の行方不明者の約10分の1に当たります。

 被災者らでつくる仙台かえりびなの会が、全国から寄せられた古い着物や帯を使って手作りしています。

 「震災で友達亡くしていまして、津波にのまれて。だから涙がこぼれてしまいます」「ただきれいだなだけでは済まされないものがあって、家族の方の気持ちを思ったり幸いにして助かった人たちの気持ちを思うと、浮かれていられないなっていうのと複雑な気持ちですね」

 展示会は、14日まで開催されています。