3月11日で東日本大震災から14年です。今も211人が行方不明のままとなっている宮城県南三陸町の海岸で、行方不明者の捜索が行われました。

 捜索は、南三陸町歌津の泊浜漁港付近の海岸で午前10時ごろから始まりました。

 警察官9人が犠牲者に黙とうを捧げた後、石や漂着物を手作業で撤去しながら、行方不明者の手掛かりを探しました。

 この海岸は漂着物が多く手掛かりが見つかる可能性が高いことから、初めて捜索場所として選ばれたということです。

 南三陸警察署佐々木勇治次長「ご遺族の方やご家族、知人友人、同僚の方の思いを考えれば一刻も早くそういった方々の手に返してあげたいと考えています」

 宮城県では1215人が行方不明のままで、警察は今後も捜索を継続していく考えです。