ウクライナへの軍事援助停止を決めたトランプ政権がウクライナとの軍事情報の共有も一時停止していることが明らかになりました。

 CIA(中央情報局)のラトクリフ長官は5日、アメリカ・FOXテレビのインタビューに応じ、「ゼレンスキー大統領に一度考える機会を与えたい」とし、トランプ大統領自身が情報共有や武器の提供を「いったん止めよう」と話したことを明らかにしました。

 軍事援助とともにロシアへの攻撃に不可欠な軍事情報の共有も一時停止していることを認めた形です。

 一方で、ウクライナとの交渉を続ける姿勢も示しています。

 こうしたなか、フランス政府報道官は5日、マクロン大統領がゼレンスキー大統領、イギリスのスターマー首相と共に近く訪米し、トランプ大統領と会談する予定だと話しました。

 直後にフランス大統領府が「計画されていない」とコメントしましたが、両者の関係改善に向けた各国の働き掛けが続いています。