イギリスで少なくとも17世紀から続く“町全体”を競技場とするフットボールの試合が今年も行われ、激闘は川の上でも繰り広げられました。

 イギリス中部ダービーシャー州で4日、サッカーやラグビーの起源とも言われる「ロイヤル・シュローブタイド・フットボール」が行われました。

 選手は町の中心部からそれぞれおよそ2.5キロ離れたゴールにボールを運ぼうと、ハグと呼ばれるスクラムを組んで押し合います。

 攻防は川を含む町全体で行われ、教会や墓地などへの立ち入りのほか、殺人やボールを乗り物で運ぶことが禁止されている以外、ルールはほとんどありません。

 試合は地元住民らによって2日間行われ、初日は試合開始から6時間20分後にようやくゴールが決まり、終了しました。