アメリカがカナダからの輸入品に対して25%の追加関税を発動したことを受け、カナダのジョリー外相は石油やガスの輸出を交渉の手段とする考えを明らかにしました。
ロイター通信によりますと、ジョリー外相はトロントで開かれたビジネス関係者との会合で「石油とガスの問題は事態が悪化した場合のカードとして残している」と述べ、アメリカとの関税を巡る交渉で石油やガスの輸出を交渉の手段として利用する考えを示したということです。
また、WTO(世界貿易機関)は5日、カナダがアメリカによる追加関税は協定違反だとして正式に異議を申し立てたと明らかにしました。