東日本大震災から14年の今月11日、防災を考えるきっかけにしてほしいと、都内を中心に3カ所で花火を打ち上げるイベントが開催されました。
子どもたちの目の前で、色とりどりの花火が迫力の音とともに上がりました。
川崎市にある多摩川の河川敷で開かれた今回のイベントは、東日本大震災を思い出し、防災への意識を高めてもらうために企画されました。
司会者 「ここから一番近くの避難場所がどこにあるか、知ってるかな?」 「1番の公園、緑地、グラウンドだと思う人、手を挙げて」
災害が起こった時に大事なことは、避難場所を把握しておくことです。
イベントに参加したのは、近隣の小学校の児童とその家族80人ほどで、会場となった河川敷も避難場所にあたります。
参加者 「多摩川に地震の時、来ればいいということも分かったし、緑地とか公園みたいな所に、もし地震あったら逃げたほうがいいって分かった」 「14年前をきょう朝、昼間もニュースを見て思い出していて、改めてそういう防災って、子どもにどういう時にどうしたらいいかを伝えなくちゃいけないなっていうことをひしひしと感じましたので、いい機会でした」
ほかに、神宮外苑や目黒区の高校でも同様のイベントが開催され、一瞬で消えてしまう華やかな花火の美しさを見つめながら、防災のことを考えるきっかけになりました。