石破総理側から自民党議員への商品券配布に対して、野党幹部は「政権の退陣を含めた深刻な事態だ」と厳しく批判しています。
立憲民主党の小川幹事長は、テレビ朝日の取材に対し「国民の厳しい視線が注がれている折、何を不届きなことをやっているのか」とコメントしました。
「政権の退陣を含めた深刻な事態であり、政権中枢にいる本人の問題だ」と石破総理自身の責任を追及する構えです。
日本維新の会の前原共同代表は「ありえない事態だ。お金から一番遠いところにいる人かと思っていたのにがっかりだ」とコメントしました。
商品券は今月3日、総理公邸で行われた懇親会に参加した当選1回の衆議院議員15人ほどに配布されました。
石破事務所の秘書が参加する議員らの事務所を直接訪問し、“おみやげ”という名目で届けたということです。
受け取った翌日に返却した議員もいるということです。
石破事務所の関係者は、商品券の費用は総理のポケットマネーから捻出し、違法性はないとしています。