職員採用試験の志願者が減っているとして、宮城県はより多くの人が受験しやすいように試験の時期を早めた早期枠を導入しました。

 宮城県職員の採用試験の倍率は年々下がっていて、2024年は大卒者で3.2倍と過去最低となりました。

 要因の1つは採用試験の時期の遅さです。通常は6月から試験を始めて8月に合格発表しますが、多くの民間企業よりも遅くなっています。

 早期枠では3月から試験を始めて、6月上旬には合格発表します。民間企業と併願しやすいように、一次試験には民間で広く導入されている適性検査を用います。

 2025年は特に志願者が減っている総合土木と森林の職種について早期枠で募集しています。

 土木総務課では、志願者の増加につなげようとテーブルやいすを新調するなど働きやすい職場づくりにも力を入れています。

 宮城県土木総務課高橋芳和課長「本当は公務員になりたかった人が、民間の就職が決まる前に入っていただける、受験していただける方も増えるのではないかなと期待しております」

 早期枠の受け付けは、21日までです。