建物の解体中に白骨化した男性の遺体が見つかった事件で、警察はすでに死亡している男性の兄を書類送検しました。

 警察によりますと、去年9月、横浜市金沢区の住宅の解体中に毛布などにくるまれた白骨遺体が発見されました。

 その後の捜査で、遺体はこの住宅に住んでいた黒川孝さんだと判明しました。

 遺体は少なくとも死後5年以上が経過していて、死因は不明ですが、目立った外傷はなかったということです。

 警察は18日、死体遺棄の疑いで黒川さんの兄を書類送検しました。

 兄はおととしの6月に死亡していますが、親族らへの聞き込みの結果、兄弟は一緒に住んでいたことが分かっています。

 第三者の住宅への出入りが確認できなかったことや、兄が一人で庭に穴を掘っていた目撃情報などから、警察は兄による犯行と判断しました。