不適切な選挙ポスターを規制する公職選挙法の改正案が参議院の政治改革に関する特別委員会で与野党の賛成多数で可決されました。
自民党 逢沢衆院議員 「昨年7月施行されました東京都知事選挙におきまして、選挙運動のために使用されるものとは言い難いポスターが数多く掲示をされました。このようなポスターが掲示場に掲示されることを抑止するために品位保持規定を設けさせていただきました」
改正案は候補者の名前をポスターの見やすい位置に記載することを義務付けるなど品位を保つ規定を新たに設けています。
商品広告などの営利目的で掲載した場合は100万円以下の罰金を科すとしています。
付則には当選する意思のない候補者が別の候補者を応援する、いわゆる「2馬力選挙」やSNS上での偽情報の拡散などへの対応策を検討することも盛り込んでいます。
26日の参議院本会議で可決・成立し、夏の東京都議会選挙や参議院選挙で適用される見通しです。