桜前線の宮城県入りが近づいています。

 早咲きで知られる白石市常林寺のエドヒガンは25日に咲き始め、現在3分咲きと咲き進んでいます。

 樹齢400年以上とされ、白石市の天然記念物に指定されている木もある常林寺のエドヒガンは、東北に桜前線の到来を告げる早咲きの桜として有名です。

 「一番先に咲くってことで春の知らせですか。門との組み合わせで非常に印象的な感じですね」

 境内にはヤマザクラやシダレザクラなど約30本の桜があり、4月上旬にかけて様々な桜を楽しめるということです。

 仙台市宮城野区の仙台管区気象台にあるソメイヨシノの標本木は、つぼみが大きく膨らみ始めピンク色の花びらが見えそうなものもありました。

 気象台では24日から桜の開花観測を始め、27日も午後3時ごろ職員がつぼみの様子を確認していましたが。

 仙台管区気象台観測整備課毛利光志調査官「27日は見たところ咲いてる花はありませんでしたので、開花はなしです」

 14種類360本の桜が楽しめる仙台市の桜の名所、榴岡公園です。

 春の暖かさでつぼみが徐々に膨らみ始める中、27日から桜まつりが始まりました。約40店の屋台とキッチンカーが出店しています。

 ウェザーニュースによりますと、仙台の桜の開花は4月5日で、平年より3日ほど早くなる予想です。

 「早く咲くと一気に気持ちが春になるので、早く咲いてほしいです。早くお花見したいなって、誰か誘おうと思います」「もっと咲いたら家族で楽しもうかなと思っていました」

 榴岡公園の桜まつりは、メインのお花見広場が4月20日まで、遅咲きの桜が楽しめる南エントランス広場は5月6日まで開催されます。