自社サイトへのSNS投稿が広告であることを隠して商品を宣伝するステルスマーケティング、いわゆる「ステマ」にあたるとして、ロート製薬に措置命令が出されました。

 消費者庁によりますと、対象となったのはサプリメント「ロートV5アクトビジョンa」です。

 ロート製薬は去年6月4日から7月29日までの間、モニターサイトで第三者にインスタグラムでのPR投稿を依頼し、5400円(税込み)の商品1袋分を無償で提供していました。

 「小粒で飲みやすい」など投稿内容を抜粋し、広告と分からないよう自社ウェブサイトに表示したことがステマに該当したということです。

 大手製薬会社によるステマの措置命令は去年11月に公表した大正製薬の事案に次いで2件目です。

 ロート製薬は「今回の措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努める」とコメントしています。