宮城県柴田町で田んぼにある給水用バルブが盗まれる被害が相次いでいて、町役場などが注意を呼び掛けています。
鈴木暁人記者「今回盗難被害に遭ったのは、田んぼに水を流すための給水用バルブです」
柴田町などによりますと、1月下旬から3月中旬にかけて各地の水田に設置されている青銅製の給水用バルブが盗まれる被害が相次ぎました。これまでに101個の被害が確認されています。
バルブはハンマーで割ったり、のこぎりで切るなどして取り外し盗んだとみられます。 青銅製のバルブは、1つ3万円ほどするということです。
町では、農家に農閑期は給水用バルブを取り外して自宅に保管するなどの対策を取るよう呼び掛けています。
警察は被害届を受理していて、窃盗事件として捜査しています。
農業用水を管理する柴田町土地改良区では、田植シーズンまでにバルブの付け替えや破損部分を修理することにしています。