トランプ政権で影響力を強めるイーロン・マスク氏への反発が強まるなか、マスク氏がCEO(最高経営責任者)を務めるテスラの車に放火した疑いなどで男が逮捕・起訴されました。

 18日深夜、アメリカ・ラスベガスにあるテスラの修理施設で何者かがテスラ車に発砲して放火する事件が発生し、FBI(連邦捜査局)などは「テロの可能性がある」として捜査していました。

 現場周辺の防犯カメラなどを分析した結果、捜査当局は27日、ポール・ヒョン・キム被告(36)を逮捕・起訴したと発表しました。

 キム被告は火炎瓶と銃器を使って犯行に及び、自宅からは拳銃や弾薬が見つかりました。

 当局は犯行の動機や各地で発生しているテスラ車を狙った事件との関連について調べています。

 トランプ政権で影響力を強めるマスク氏を巡っては、その批判の矛先としてテスラ車に対する不買運動や抗議活動がアメリカだけでなくヨーロッパなど世界各地に広がっています。

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