ミャンマー国軍のトップは中部で起きた地震により、これまでに144人が死亡したと明らかにしました。被害はさらに拡大するとの見通しを示しています。

 28日、ミャンマー中部を震源とする大きな地震がありました。

 地震の規模を示すマグニチュードは7.7と推定され、寺院などの建物が倒壊する被害が出ています。

 国軍トップのミンアウンフライン総司令官は28日夜、国営テレビを通じてこの地震によりこれまでに144人が死亡し、732人がけがをしたと発表しました。

 被害はさらに拡大するとの見通しを示し、国際的な援助を歓迎するとしています。

 また、震源から1000キロ以上離れたタイの首都バンコクでも大きな揺れがあり、建設中のビルが倒壊しました。

 タイ当局などによりますと、この建物の倒壊により、これまでに8人の死亡が確認されました。

 さらに、いまだ100人ほどががれきの中に閉じ込められているとみられ、犠牲者が増える可能性があります。

 バンコクでは別の建設現場でもクレーンが落下し、1人が死亡しました。