浅野忠信さん(51)が、5年ぶりに主演を務めた映画「レイブンズ」の舞台あいさつに登場しました。
浅野さん 「色々な役を演じて、自分の中の引き出しがいっぱいになっていた。主人公を演じるためのプランや引き出しがいっぱいになっていた。それを存分に今回使わせていただいた」
この作品は、世界が認めた写真家・深瀬昌久の激動の半生を被写体だった最愛の妻・洋子との複雑な関係とともに描く物語。
今回イギリス人監督とタッグを組んだ浅野さんは、以前、海外進出をした時に悔しい思いをしたといいます。
浅野さん 「(2019年に)アメリカのエージェントに聞いた。『僕はアメリカに引っ越した方がいいかな?』『いや、来るな』と。『まだアメリカでは(君を)誰も知らない。だから日本で活躍し続けてくれ』と言われた。そこからがむしゃらに日本の作品に取り組みました。なんとか結果を出そうと思って心掛けてきた。コロナ禍ぐらいですか、もうダメだ。限界を感じました。アメリカ人としてアメリカの映画に出るのは無理なんだなって諦めたころに『SHOGUN』のオファーがきた。これは勝ち目があるかもしれない」
(「グッド!モーニング」2025年3月31日放送分より)