フジテレビと親会社が設置した第三者委員会は、中居正広さんと女性のトラブルを巡る一連の問題で31日、調査結果を報告します。調査のポイントについて、フジテレビ前から報告です。

 (社会部・西平大毅記者)  第三者委員会は、フジテレビ社員らへの聞き取りを連日行っていて、その報告書は数百ページに上るとみられます。

 ポイントの1つは、トラブルに社員の関与があったかどうかです。

 第三者委員会は、中居さんと女性双方に調査への協力を求めていましたが、女性側との交渉は難航していたとみられ、守秘義務もあるなかでどこまで事実認定ができるかが注目されます。

 また、会社の一連の対応については、企業風土が影響を与えたかどうかも焦点となっています。

 第三者委員会の関係者は、グループの経営を率いてきた日枝久氏に話を聞くよりも「実際はどうなのか、その下の10人から聞く方が重要だ」と話していて、経営陣に加えて、編成幹部周辺からのヒアリングも集中的に行っていました。

 他のハラスメント事案があったかどうかについても調査しているとみられ、その結果次第では、フジテレビは厳しい対応を迫られることになります。