特定抗争指定暴力団山口組の幹部らが兵庫県警本部を訪れ、対立組織の神戸山口組との「抗争終結」を伝えていたことが分かりました。

 捜査関係者によりますと、先週末に山口組関係者から連絡があり、7日午後、山口組ナンバー3の幹部ら3人が兵庫県警本部を訪れて神戸山口組との抗争を終結させる趣旨の書面を提出したということです。

 山口組と対立してきた神戸山口組の動向は現状、不透明で、県警は一方的な宣言とみて、双方の組の動向を注視していくとしています。

 両組織を巡っては、2019年に兵庫県尼崎市内で神戸山口組の幹部が山口組系の元組員に銃撃されて死亡するなど抗争事件が相次いでいて、2020年には「特定抗争指定暴力団」へ指定されています。