アメリカの新しい駐日大使のジョージ・グラス氏が日本に着任し、関税を巡る日米交渉の合意に向けて「とても楽観的だ」と述べました。

米 ジョージ・グラス駐日大使 「ここに立って皆さんの前で第32代アメリカ駐日大使だと言えることをとても光栄に思っています。恐らく空港で会見を経験したことがないと思うのですが、大谷選手が数週間前に開幕戦で来日した時の気持ちが分かります。ホームランを何本か打てそうな気持ちです」

 アメリカのグラス新駐日大使とメアリー夫人は18日に羽田空港に到着し、会見に臨みました。

 冒頭、ドジャースの大谷翔平選手が日本での開幕シリーズでホームランを打ったことになぞらえて「今ならホームランが何本か打てそうだ」と意気込みを示しました。

米 ジョージ・グラス駐日大使 「トランプ大統領が(関税の日米の初協議に)参加を決めたということは彼の中で最優先事項だということです。何かしらの合意に至ると確信しています。私はとても楽観的です」

 グラス大使はまた、中国やロシア、北朝鮮などを念頭に、日米が安全保障分野で連携していく必要性を強調しました。

 グラス大使はトランプ大統領の大口献金者として知られています。

 第1次トランプ政権でポルトガル大使を務めた際、中国に批判的な立場を取りました。