アメリカとの3回目の核協議に臨んだイランの外相は「意見の相違がある部分には深刻なものもある」と明らかにしました。

 イランとアメリカによる3回目の核協議は26日に仲介するオマーンで開かれ、4時間以上続きました。

 イランのアラグチ外相は終了後に取材に応じ、協議は間接的で書面の交換による質疑応答をしたと明かしました。

 そのうえで、「意見の相違がある部分には、深刻なものもあればそうでないものもある」と述べました。

 今後の議論は一般的なものからより技術的な問題に移行していき、次回の協議にはイラン原子力庁の専門家も代表団に加わる可能性があるとしています。

 アメリカの当局者は「やるべきことはまだあるが、取引きの達成に向けさらなる進展があった」とし、次回の協議を来月3日にヨーロッパで開くことで合意したとしています。