宮城県岩沼市に、東京オリンピックの聖火リレーが通過したことを記念する石碑が完成し、10日に除幕式が行われました。

 聖火リレーの記念碑は、復興五輪を掲げて開催された東京大会を後世に伝えようと、震災の集団移転団地内にあり、市の聖火リレーのゴール地点となった公園に設置されました。

 高さはおよそ1mで、聖火リレーのトーチの形をモチーフにしているほか、聖火がこの公園に到着した時刻が刻まれています。

 10日に行われた除幕式には、聖火リレーでランナーを務めた鈴木実々さんも参加しました。

 鈴木さんは岩沼市在住の高校2年生で、聖火リレーでは岩沼市の最終ランナーを務め、ゴールの公園へと聖火を運びました。

 鈴木実々さん「(石碑が)記念として復興していく場所に残るのは、将来にもつながっていくことだと思うのでうれしく思っています」