震災後に宮城県が整備を進めてきた石巻市沿岸部の都市計画道路、門脇流留線が24日、全ての区間で開通しました。災害時の避難道路の役割を担います。
開通したのは、震災で被災した石巻市の沿岸部、門脇流留線の門脇工区3.4キロです。
この道路は防潮堤の機能も兼ねていて、震災後、県が復興交付金約338億円をかけて進めてきました。
今回開通したことで門脇流留線7.9キロ全てが開通します。
東松島市の矢本門脇線と石巻市沿岸部が結ばれ、災害時の避難道路としての役割が期待されます。
一方、女川町の浦宿地区では町の中心部と石巻市を結ぶバイパスの開通式が新しくできた浦宿橋で開かれました。
元々あった県道は、大雨による冠水やJRの架橋による高さ制限が課題となっていて、2008年度から総事業費75億円かけて約1キロのバイパスが整備されました。
自然災害だけでなく、原発事故の避難で使うことも想定されています。