宮城県登米市津山町の柳津虚空蔵尊で、江戸時代から伝わる秘仏が初めて公開されています。日本最古と言われる仏像の御分体です。
金色に輝く高さ約35センチの秘仏は、長野市の善光寺本尊の日本最古の仏像と言われる一光三尊阿弥陀如来の御分体で、江戸後期に布教のために柳津虚空蔵尊に納められたと伝えられています。
秘仏は当初、損傷が激しく本堂に保管されたままで存在がほとんど知られていませんでしたが、震災の支援活動をきっかけに善光寺が調査したところ、本物の御分体であると確認されました。
その後、修復された秘仏は善光寺で開催されている7年に一度の御開帳に合わせて、柳津虚空蔵尊で初公開されています。
参拝者「荘厳な感じがして良かったです」 柳津虚空蔵尊杉田観雄住職「御分体が全国には443体あるそう、その中にうちのお寺にも1体勘定されたことは本当にありがたく思っています」
御分体は、6月11日まで一般公開されます。