8日、宮城県の利府町役場でカルガモが巣を作り、10個の卵を温めているというニュースをお伝えしましたが、9日朝、その卵10個が無くなっていたことが分かりました。
利府町役場では4日、本庁舎の南側でカルガモの巣が見つかりました。
役場の庁舎が現在の場所に建てられた2002年以来、敷地内でカルガモの巣が発見されたのは初めてのことで、職員たちも温かく見守る中、親ガモは10個の卵を温め続けてきました。ところが。
9日午前7時40分ごろ、出勤してきた熊谷大町長がカルガモの巣を見たところ、卵がすべて無くなっていることに気付いたということです。
町はすぐに敷地内を撮影している防犯カメラを確認しましたが、8日夜から9日朝にかけて、出入りする不審な人物は映っていませんでした。
しかし、この防犯カメラは巣の場所そのものを映してはおらず、何者かが卵を持ち去ったのか、または、動物に食べられてしまったのかは分かりません。
企画部鎌田功紀部長「職員一同、ひながいつかえるかと楽しみに心待ちにしていたが、こういう感じになってしまいすごく残念に思っている。翌年に期待してこれからもそういう場面がもしあればまた見守っていきたい」 なお、県の自然保護課によりますと、ヘビやカラス、タヌキなどの動物が卵を食べるとその場に卵の殻が散らばることがあるということですが、巣の周辺に殻などはありませんでした。