宮城県は、新型コロナウイルスの感染者が急激に増加していることを受け、医療体制の強化を進めています。

 厚生労働省は、全国で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、5日付で全国の自治体に医療提供体制の強化や維持を求める通知を出しました。

 これを受け、県は症状が出た人が最初に受診する医療機関、診療検査医療機関を現在の約500から550程度にまで増やそうと、県内の各医師会に要請したということです。 1月以降の第6波で急激に感染が拡大した際は診療検査医療機関が混雑し、検査までに数日待つこともあったため、医療機関を更に増やして診察や検査の目詰まりを防ぎたい考えです。

 また、安心して自宅療養できる体制づくりのため、患者の体調の急変に対応できるようオンライン診療や訪問診療を強化するほか、保健所の調査業務を外部に委託することなども進める考えです。