宮城県内は、夕方にかけ雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。気象台は土砂災害などへの警戒を呼び掛けています。

 県内は大気の状態が不安定となっており、各地で大雨となっています。

 午前11時までの24時間に降った雨の量は、加美町が7月としては観測史上最も多い154.5ミリ、仙台が146.5ミリなどとなっています。

 大崎市民「少し弱まったから大丈夫かなと思ったけど、まだまだ降りそうだから。ちょっと避難した方がいいね」

 現在、加美町、大崎市東部などに土砂災害警戒情報が出ています。

 仙台市内の一部の土砂災害警戒区域に、高齢者等避難が出されました。

 また、東部仙台・西部大崎に大雨・洪水警報、西部仙台など広い範囲に大雨警報が出されています。

 県内は夕方にかけ1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みで、14日正午までの24時間に降る雨の量は多い所で80ミリと予想されています。

 気象台では、大雨による土砂災害や低い土地の浸水河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。

 交通機関への影響です。JR東日本によりますと、仙山線は愛子と山寺の間の上下で運転を見合わせています。再開の見込みは立っていません。

 また、陸羽東線の古川と鳴子温泉の上下でも、午後3時ごろまで運転を見合わせるということです。

 空の便では午後11時現在で、仙台空港と札幌・名古屋などを結ぶ計5便の欠航が決まっています。