仙台市では、新型コロナの急拡大で保健所の業務がひっ迫し、陽性と診断された人への連絡や自宅療養者への支援物品の配送に遅れが出ています。

 連日、1000人台の新規感染者が確認されている仙台市では、保健所の業務がひっ迫しています。

 白岩靖史仙台市保健所担当課長「保健所としては感染急拡大がいずれ来るということをもちろん想定して、人の話も含めて準備を進めていた最中に急に桁が変わってしまった」

 仙台市では市役所や区役所の職員150人を応援要員として集め保健所業務にあたっていますが、感染者の急増に追いついていない状況です。

 これまで陽性と診断された人に対し、療養状況を確認するため当日か翌日に連絡していましたが、重症化リスクの高い人を優先するため2日程度遅れる場合があるということです。

 また、仙台市では自宅療養者に水やレトルト食品などの食料品を届けていますが、配送にも遅れが出ています。

 自宅療養者への支援物資は配送にかかる人員や物資が不足していることから、1日180セット程度に上限を設けていて、1週間以上待つケースがあることから備蓄の協力を求めています。