宮城県大崎市松山では、記録的な大雨による住宅の浸水で汚れてしまった写真の洗浄作業が行われています。
写真の洗浄作業を行っているのは、大崎市松山のボランティアと松山中学校の生徒計15人です。
この活動は、住宅で浸水被害が出た大崎市古川の矢目地区でボランティア活動を行っていた高橋伸実さんが、汚れた写真を捨てようとしていた住民に洗浄することを提案し、27日から始まりました。
高橋さんは松山地区のボランティア団体の会長で、東日本大震災では写真の洗浄に携わった経験があります。
高橋さんから写真の洗い方について指導を受けたボランティアや中学生は、写真に付いた汚れを水で丁寧に洗い流していきました。
中学生「捨てようとしてたと聞いていたので、少しでも自分たちがきれいにしてずっと残っててくれればいいなと思いました」
松山ボランティア活動連絡協議会高橋伸実会長「今回の写真洗浄が、被災された方の心にまた思い出が戻って明るさが生まれればいいなということを思っています」
高橋さんは、住民から預かった約400枚の写真を7月中にきれいにし、なるべく早く返却したいとしています。