新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、宮城県は5日、みやぎBA.5対策強化宣言を出しました。軽い症状の人は自宅で検査できるようにし、医療機関の負担を減らすことなどが主な狙いです。
村井知事「8月5日から8月31日までを、BA.5対策強化宣言の期間とさせていただきたいと思います」
村井知事は5日正午に郡仙台市長と共同で会見を開き、みやぎBA.5対策強化宣言を出しました。期間は5日から31日までです。
県民に対しては、不織布マスクの着用など基本的な感染対策の徹底やワクチン接種の推奨などを求める一方で、行動制限は設けませんでした。
医療機関の負担を軽減するため、軽い症状の人には自宅で検査ができる抗原検査キットを無料で配布することになりました。
2歳から65歳未満の重症化リスクが無い人が対象で、症状が出た人が県と仙台市が共同で設けるセンターにインターネット上で申し込みます。
受け付けは、5日午後3時から始まっています。
村井知事「県民の皆様には重症者や高齢者を守るために、医療機関等の負担を軽減することについてご協力を是非よろしくお願い申し上げたい」
また、事業者に対してもテレワークや休暇取得の促進で出勤者数の削減を図ること、時差出勤などを通じ人との接触機会を減らすことなどを求めています。
仙台市の郡市長も、感染拡大防止に向け市として最大限努力するとした上で、市民に協力を求めました。
郡市長「1日でも早くこの感染拡大の局面を乗り越えるために、市民の皆様、事業者の皆様方にご理解とご協力を重ねてお願いを申し上げます」