大雨で壊れた橋の復旧に向けて、災害復旧の専門家が宮城県大崎市で調査を行い、原形復旧にこだわらずに計画を作成するよう助言しました。
調査が行われたのは大崎市鹿島台の前田橋です。
10日は、大崎市の要請で派遣された、全国防災協会の災害復旧技術専門家3人が被害状況などを確認しました。
長さ5.2メートル、幅3メートルの前田橋は、先月の大雨で増水した広長川の流れに削られて橋脚が損傷しました。
橋につながる道路も崩落していて、近隣の住民はう回を余儀なくされています。
大崎市は国が事業費の3分の2を負担する、災害復旧事業に申請する方針で、工法などについて、予め専門家に助言を仰ぐことで申請を円滑に進めいち早い復旧につなげたい考えです。
災害復旧技術専門家・佐々木一夫さん「災害復旧ですから原形復旧が基本ですが、機能を回復する部分と再発防止といいますかそこも含めた形で、橋の向きも含めて検討した方が良いかなと思います」