8月21日、宮城県石巻市で自宅隣の姉の家で人が死んでいるのを知りながら放置したとして、死体遺棄の疑いで逮捕・送検された69歳の男性が不起訴処分となりました。

 不起訴処分となったのは石巻市湊の無職の男性(69)です。

 この男性は、2020年9月ごろから8月19日までの間、自宅の隣にある姉の家で人が死んでいるのを知りながら、遺体を放置した死体遺棄の疑いで逮捕・送検されていました。

 仙台地検は、この男性について9日付で不起訴処分としました。

 理由について仙台地検では「起訴して公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」としています。

 男性は、逮捕された際の警察の調べに対し「遺体を見ていないので放置したつもりはない」と容疑を否認していました。