毎週発表される仙台市と宮城県の感染症情報に、急性呼吸器感染症いわゆる風邪の定点観測結果が追加されることになりました。15日の初めての発表では、仙台市のかぜの患者数は1医療機関当たり65.77人でした。

 感染症の情報は毎週水曜日に仙台市が、そして木曜日には宮城県が定点観測の結果をそれぞれ発表しています。

 今回定点観測に新たに加わる急性呼吸器感染症とは風邪の症状を指し、せき、のどの痛みなどいずれか1つの症状があり、発症から10日以内かつ医師が感染症を疑う患者数です。

 15日に発表された仙台市の感染症情報によりますと、7日からの1週間で仙台市で確認されたかぜの患者は1医療機関当たり65.77人でした。この数字は、前の週との患者数の比較や年間を通しての風邪の患者数の増減を観測していく基礎データとなります。

 風邪の定点観測は法律に基づいていて、インフルエンザなど感染症の流行を把握することや未知の感染症の早期発見につなげる狙いがあります。