台風14号の通過から一夜明け、宮城県気仙沼市では養殖カキへの被害を確認する漁業者の姿がみられました。県漁協によりますと、これまでに目立った被害の報告は無いということです。

 気仙沼市唐桑町では、21日朝から沖合にあるカキの養殖場で台風14号の高波による被害を確認する漁業者の姿がみられました。 カキは稚貝を付けたロープを海に垂らし2年から3年かけて育てますが、水面に近く大きく育った重いカキほど落ちやすいということです。

 カキを養殖している畠山政則さんは、1割程の落下を確認しました。

 畠山政則さん「10万から20万損した感じですかね。毎年自然が相手なので多少の覚悟をしてるので被害とすればこのくらいで済んで良かったかなという感じですかね」

 出荷間近の台風でしたが、県漁協気仙沼総合支所によりますとこれまでに目立った被害の報告は無いということです。