宮城県石巻市は、オミクロン株に対応したワクチン接種の予約受け付けを20日から始めましたが、低調なスタートとなりました。
市の担当者は、全数把握の見直しで公表される市内の感染者数が大幅に減り、危機感が薄れたためではないかと見ています。
石巻市は、28日から市内48の医療機関でオミクロン株に対応したワクチンの個別接種を開始する予定で、20日から電話とインターネットで予約の受け付けが始まりました。
対象は、2回目までのワクチン接種を終えた12歳以上の市民ですが、今回は4回目の接種を受けていない60歳以上の人や基礎疾患のある人など3万5000人を優先しています。
28日から30日までの約1200回分を受け付けましたが、午後3時までの予約は141件と低調なスタートとなりました。
市の担当者は、全数把握の見直しにより毎日公表される市内の感染者数が以前と比べ大幅に減り、危機感が薄れたことが要因の一つではないかと話していました。
石巻市新型コロナウイルスワクチン接種対策室佐々木義洋室長「現在流行中の変異株に対応するワクチンですので、なるべく多くの方に接種していただいて、今の感染状況を収束させたいと考えております」