宮城県が進める仙台医療圏の病院再編構想について、県が仙台市からの質問状に回答を示しました。郡市長は「十分に答えていない」との見解を示しました。
仙台市は9月、仙台医療圏4つの病院の再編により医療提供体制のバランスが崩れ、救急患者の受け入れが困難になることなど課題を指摘した質問状を県に提出していました。
県は10日に回答を示し、救急医療強化を目指す新病院で中等症や軽症患者の大部分の受け入れは可能。重症患者も仙台市内に集中しないよう目指す、と従来の考えを繰り返しました。
郡仙台市長「残念ながら、必ずしも十分にお答えいただけていないなと認識した」
郡市長は考え方に齟齬がある。懸念する点をもっと具体的に示し情報交換していきたいと述べました。