東北各地の震災の語り部などが参加した、被災地視察ツアーが石巻市で行われました。

 視察ツアーは、石巻市で震災伝承を行っている団体「3.11メモリアルネットワーク」が実施したもので、3日は県内や東北各地で伝承活動に取り組む人など30人余りが参加しました。

 石巻市の大川小学校では「3.11メモリアルネットワーク」が去年から導入している、実際の現場の映像に説明コメントなどが表示される「ARアプリ」を使って、語り部が当時の状況などを紹介しました。

 この「ARアプリ」を、知ってもらうことも今回の視察ツアーの目的の一つです。

 名取市閖上の語り部「アプリを使って見ることが出来るということは、災害を知らない方々に知っていただく良いツールの一つではあると思います」

 福島県の語り部「当時ここで暮らしていた営みとか、記憶というものが鮮明に蘇って来て、生きた町だったと感じられました」