仙台市太白区の保育所で保育士らによる不適切な行為があった問題で、保育所を運営する会社の社長が陳謝しました。

 太白区の認可外保育所チャイルドルームきいろいくまさん本館で10日夜に開かれた保護者説明会には、約50人が出席しました。

 この保育所は、園児の体を逆さまにして持ち上げたり、日常的に下着姿で昼食を取らせたりするなど6つの不適切な行為が行われていたとして、仙台市から行政指導を受けました。

 保育所運営会社佐々木拓哉社長「全てに対しまして経緯等々あるものではございますけれども、大変申し訳なかったと思っております」

 説明会の終了後に取材に応じた保育所の運営会社の佐々木拓哉社長によりますと、保護者からは再発防止策などに対して「しっかりとやっていただきたい」などの意見が出たということです。

 佐々木社長は不適切な保育に関わった保育士1人を懲戒解雇、保育士と看護師の計3人を減給処分にしたと明らかにしました。

 そのうえで、子どもの人権擁護についての知識不足や認識の甘さ、職員同士のチェック機能の欠如などが不適切な行為の原因だとして、弁護士やカウンセラーらでつくる委員会で再発防止に取り組むと述べました。

 仙台市は、保育所に対し1月18日までに改善計画書の提出と、2月10日までに改善報告書の提出を求めています。